ジンジャーシロップ八重山商工女子が開発 離島フェアで発売


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 【石垣】県立八重山商工高校の女子生徒が商品開発プロジェクトとして活動している「美島商娘」は10日、石垣島産のショウガ(ジンジャー)やレモン、藻の一種ミドリムシなどを原料に開発した新商品「天使のシトラスジンジャーシロップ」を発表した。

 商品は14日に那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇で開幕した離島フェアで新発売された。
 「天使のシトラスジンジャーシロップ」の開発は、ジンジャーシロップの製造販売を手掛ける石垣市のハワイアングロット(加藤雪子社長)などが協力した。
 同社の商品を基に、美島商娘のメンバーらが甘味料にサトウキビの搾り汁を使ったり、かんきつ類を加えたりするなど材料や味などを提案、企画した。
 商品は「美島商娘が天使となって甘酸っぱいシトラス(かんきつ類)とジンジャーを結び付け誕生した」と物語性を持たせ、パッケージもハートに天使の羽を付けたデザインを考案した。
 今回のプロジェクトリーダーを務めた上里莉帆さん(17)=八重山商工高商業科2年=は「かんきつ系の味が楽しく、ソーダで割ったり、ワッフルにかけたりして味わってほしい」と宣伝した。
 商品1本120ミリで税込み1080円。離島フェアでお披露目した後、石垣市内の土産品店などで販売する。

企画開発を手掛けた商品「天使のシトラスジンジャーシロップ」をPRする「美島商娘」のメンバー=10日、石垣市
「天使のシトラスジンジャーシロップ」