エコフェスタで遊び体験 底地ビーチ活性化探る 石垣市川平


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ロープを使った木登りを楽しむ子どもたち=9日、石垣市川平の底地ビーチ

 【石垣】海水浴場としての魅力を高めようと、石垣市川平の底地ビーチで「底地エコフェスタ」(石垣島沿岸レジャー安全協議会主催)が9日、開かれた。木登りやカヤック体験のほか、音楽ライブなどを企画し、多くの家族連れなどが訪れ、イベントを楽しんだ。

 木登り体験はビーチ沿いにある木を活用した。高さ数メートルの枝から垂れ下がるロープを体にくくりつけ、ロープを引っ張って登っていく運動で、山林草刈りなどを手掛ける佐藤林業が講師を務めた。
 初めての体験に、子どもに交じって大人たちも無邪気にはしゃいでいた。
 約10メートルの最も高い場所に上った山口菜々美さん(9)は「そんなに怖くなかった。気持ち良かった」と笑った。
 会場ではハーブ活用方法やコーヒーの焙煎(ばいせん)方法などを学ぶ教室も開かれた。
 市の「観光地受入基盤強化事業」の一環。石垣島沿岸レジャー安全協議会の成底正好会長は「他のビーチと比べても足を運ぶ人が減っている。利用者の滞在時間を延ばすため、課題を整理して今までにない仕組みを提案し活性化を図っていきたい」と話した。