県知事選で初当選を果たした翁長雄志氏は17日以降、12月10日に始動する新県政の三役人事などについて具体的な検討に入る。
副知事については現在の川上好久、高良倉吉の両氏はまだ就任2年目だが、昨年12月に辺野古埋め立てを承認した仲井真弘多知事の側近として仲井真氏を支えてきた経緯もあり、退任させる可能性が高い。
その後任としては、元県企業局長で沖縄振興開発金融公庫理事の兼島規氏(62)らの名前が取り沙汰されている。兼島氏は県で総務部長などを歴任し、行政実務に明るい。
経済施策を強化する観点から、県の沖縄振興審議会委員を務めている沖国大前学長の富川盛武教授(66)の名前も挙がっている。
一方、県で企画部長や知事公室長など主要ポストを歴任し、仲井真県政の1期目から2期目にかけて3年間副知事を務めた沖縄観光コンベンションビューロー会長の上原良幸氏(64)を強く推す声もある。
兼島氏、上原氏と同じく県庁OBで、企画開発部長や知事公室長を務めた那覇空港ビルディング社長の花城順孝氏(67)らの名前も浮上している。