友好の桜 浦添に 岐阜の植樹団体が苗50本


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ヒカンザクラの苗木を植樹した岐阜さくらの会と浦添ロータリークラブの会員ら=17日、浦添市運動公園

 【浦添】国内外で桜を植える活動を行っている「岐阜さくらの会」(川島和男会長)が18日、浦添市運動公園内にヒカンザクラの苗木50本を植樹した。同会が沖縄で植樹を行ったのは初めて。

岐阜から訪れた45人の会員が一本一本丁寧に植え込み、満開を迎えるころの再訪を約束した。
 桜植樹は浦添ロータリークラブ(喜納朝勝会長)との合同事業で、ロータリークラブの会員や松本哲治市長はじめ市職員も参加した。
 岐阜さくらの会は、旧国鉄バス車掌の故佐藤良二さんの生涯を描いた映画「さくら」(1994年)の撮影を機に設立し、国内だけでなく世界24カ国36都市でも桜植樹を行ってきた。
 川島会長は「友好と平和をテーマに桜を植える活動をしている。平和という点では沖縄での植樹は深い重みを持つ」と語り、「岐阜からしょっちゅう来て管理するわけにはいかないので、沖縄の皆さんに愛情を注いでもらい花を咲かせてくれるといい」と語った。
 松本市長は「ヤクルトスワローズの浦添キャンプの時期に合わせて花見が楽しめる。その時には泡盛を用意して皆さんを歓迎する」と語った。