衆院選沖縄1区、3氏競り合う 本紙・共同通信世論調査


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沖縄選挙区で投票する人を決めていますか

 琉球新報社は、14日投開票の第47回衆院選に向け、共同通信社と合同で2、3の両日、県内の有権者を対象に電話による世論調査を実施した。本紙の取材を加味して選挙戦の序盤情勢を探ったところ、沖縄1区は共産前職の赤嶺政賢氏、自民前職の国場幸之助氏、維新元職の下地幹郎氏が激しく競り合う展開だ。

2区は社民前職の照屋寛徳氏が自民前職の宮崎政久氏をリードし、3区は生活前職の玉城デニー氏が自民前職の比嘉奈津美氏に先行している。4区は自民前職の西銘恒三郎氏がやや先行し、無所属新人の仲里利信氏が激しく追い上げている。
 ただ全体の約4割がまだ投票する候補者を決めていないと回答している。選挙戦中盤以降に情勢が大きく変化する可能性がある。判断を保留しているのは無党派層が多く、その動向が当落の鍵を握りそうだ。
 沖縄1区は赤嶺氏が共産に加え、生活や社民の支持層を固めつつある。国場氏は自民に加え、推薦を得た公明支持層の約6割を押さえた。下地氏は維新の7割強から支持を集め、民主からも約5割の支持を得る。
 2区は照屋氏が社民、共産、生活の支持層を固め、民主支持層の支持も得る。宮崎氏は自民の6割を固めたが、推薦を受ける公明からの支持をまだ固め切れていない。
 3区は玉城氏が生活、社民、共産の支持者から高い支持を得て、民主、維新支持者にも食い込む。比嘉氏は自民、推薦を得た公明支持層を固めたが、やや広がりに欠ける。
 4区は西銘氏が自民と推薦を受ける公明の8割を固めた。仲里氏は社民、共産、生活支持者に加え、民主、維新支持者、無党派層にも食い込む。