衆院選沖縄4区2候補に聞く 普天間対応で相違


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 14日投開票の衆院選沖縄4区に立候補した無所属新人の仲里利信氏(77)が3日までに琉球新報のインタビューに応じ、自民前職の西銘恒三郎氏(60)=公明推薦=も同日までに書面で回答した。

普天間飛行場の移設問題で仲里氏が「県外、国外へ移設すべきだ」と名護市辺野古への移設に反対する姿勢を示したのに対し、西銘氏は「普天間基地の危険性除去を最優先に考えるべきだ」とした上で知事選の県民判断は重く受け止めると回答した。
 選挙公約に関しては、仲里氏が「公約に違反したら、職を辞して再度民意を問うのが政治家の取るべき道だ。そうでないと有権者は何を目標に候補者を選ぶか分からなくなる」との見解を強調した。
 西銘氏は前回選挙で県外移設を掲げながら辺野古移設を容認したことに「公約違反という批判は甘んじて受ける」とした上で「(前回選挙では)四つの基本政策も評価され、当選させていただいた」と説明した。
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※琉球新報は衆院選沖縄4区の候補者2人に対し、他の選挙区と同様に政策座談会を申し入れましたが、西銘恒三郎氏の事務所からは日程調整が困難であることを理由に出席できないとの回答があり、座談会に代わるインタビューを両氏に依頼しました。仲里利信氏がインタビューに応じ、西銘氏は書面で回答しました。