小1で英検準2級合格 高2レベル「目標は1級」


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英検準2級に合格した(左から)奥間一行君、親泊愛都君、親泊優希君、木村優さん=11月27日、那覇市のファミリー英会話教室

 那覇市壺川のファミリー英会話教室(グラント・オスターマン代表)に通う小学1年生2人が、11月にあった実用英語技能検定試験(英検)で準2級に合格した。準2級は高校2年生レベル。

英検事務局担当者は「小学1年生での準2級合格は昨年度は沖縄で3人。かなりの実力の持ち主の証拠だ」と話した。このほか同教室からは小学3年、5年生も準2級に合格し、計4人の小学生の快挙に教室は沸いている。合格した児童たちは「目標は1級合格」と口をそろえ、合格証を手に笑顔で次の目標を見据えていた。
 合格したのは那覇市立開南小学校1年の奥間一行(いっこう)君(7)、沖縄アミークスインターナショナル1年の親泊愛都(まなと)君(7)、那覇市立壺屋小学校3年の親泊優希(ゆうき)君(9)、琉大付属小学校5年の木村優さん(10)の4人。
 奥間君は毎朝5時半から1時間、英語を勉強することを日課にしている。試験では「単語を並び替えて文書を完成させる問題が難しかった」と振り返った。
 愛都君は「学校の授業でも英語の時間が好き。将来はパイロットになりたい」と笑顔を見せた。愛都君の兄の優希君は、毎日自宅で英語の文章を音読し、発音やリスニング力を鍛えた。自宅で兄弟2人で面接の練習するなど対策を重ね、二人三脚で合格を勝ち取った。
 6歳から同教室に通っている優さんは「並び替えや長文が難しかったが、過去問題を何度も解くうちに解けるようになった」と努力の成果に頬を緩ませた。