儀間、宮城君(東中2年)準V 全国ジュニア料理選手権


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
ジュニア料理選手権で準グランプリに輝いた山盛り肉パインを持ち笑顔の宮城武蔵君(前列左から2人目)、儀間竜之介君(同3人目)と同級生=1日、東村の東小中学校

 【東】東村立東中学校2年の儀間竜之介君(14)と宮城武蔵君(14)が、全国の中高生が考えたオリジナル料理を競う「第3回オレンジページジュニア料理選手権」の団体部門で準グランプリに輝いた。

東村特産のパイナップルをふんだんに使い、うるま市のあげな中に転校した村川武琉君への思いを込め、好きな肉を山盛りにした料理が好評を得た。
 ジュニア料理選手権は生活情報誌などを出版するオレンジページ(東京都)が主催。今回は「大切な人と味わいたい料理」がテーマで、全国から1467件の応募があった。
 家庭科の授業で選手権があることを知った2人。儀間君を中心に同校の東祥平教諭からアドバイスを受けながら、村川君が好きな肉でレシピを考えた。
 特産のパインが肉を柔らかくすることから活用し、儀間君が好きな「豚ソーキ肉」、宮城君が好きな「鶏モモ肉」を2種類を使った。それぞれの特徴を生かすため、豚はビール、鶏は白ワインで煮込む工夫を加え「山盛り肉パイン」と名付けた。
 書類審査の1次選考を経て、10月の2次選考では実際に調理し、10人ほどの審査員の前でレシピへの思いも発表した。ウェブ投票などが行われ、11月16日の授賞式で結果が発表された。受賞に儀間君は「うわー」、宮城君は「まじかー」と喜ぶ。
 オレンジページジュニア料理選手権担当の横田春菜さんは「おいしかったし、調理もてきぱきしていた。何よりもエピソードがいい」と語った。ジュニア料理選手権の結果は27日発売の1月17日号に掲載される。
 儀間君と宮城君の同級生は保育園から中1までずっと一緒の8人だった。それが今は7人に。少ない同級生だからこそ絆は深い。1日には同級生全員で試食した。「今度は8人で」と声をそろえた。