平田兄妹(石垣・平真小)作文で輝く 全国大賞と上位入賞


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全国作文コンクールの上位入賞を喜ぶ平田誇君(右)とつぶらさん兄妹=11月26日、石垣市立平真小学校

 【石垣】石垣市平真小学校4年の平田誇君(10)と2年のつぶらさん(8)兄妹がこのほど、家族への感謝をテーマにしたそれぞれ別の全国の作文コンクールに応募し、上位入賞を果たした。

 2人は副賞の賞金を、松島良生(らい)君の心臓移植を支援する「らい君を救う会」と日本盲導犬協会に寄付した。「人助けがしたい」と救命士と医師を夢見る2人。「役立ててほしくて寄付した」と笑顔を見せた。
 誇君は読売新聞社主催のコンクールで大賞を受賞。つぶらさんは朝日学生新聞社主催のコンクールでミライフ賞に選ばれた。誇君は「悪いことをしたらしっかり叱ってくれる」という父親への感謝の気持ちをつづった。
 つぶらさんはきょうだいが5人いる環境に「いいところも悪いところも全て5倍」と4人の兄と姉に囲まれた楽しさを表現した。
 きょうだい5人とも作文を書くことが好きで、さまざまなコンクールに参加。誇君は高校生の兄たちから教えてもらいながら「同じ言葉を使わないように気を付けた」と振り返った。つぶらさんは初めてコンクールに応募し表彰を受けた。2人はコンクールの入賞に「うれしい」と喜んだ。