浮動票獲得へ全力 衆院選唯一の日曜、9候補各地奔走


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街頭で有権者に支持を訴える候補者と演説を聞く人たち=7日、本島内(画像を一部加工しています)

 14日投開票の衆院選は、選挙期間中の唯一の日曜日となった7日、沖縄の4選挙区に立候補している計9人の立候補者が街頭や各地のイベント会場などを回り、懸命に支持を呼び掛けた。各候補はそれぞれの政策をアピールしたほか、有権者と握手をするなどのスキンシップ作戦も積極的に展開し、浮動票獲得へ各地を駆け巡った。

 1区の共産前職の赤嶺政賢氏は那覇市内の会合や北部出身者の決起大会に出席。「オール沖縄の候補者を全員勝利させよう」と訴えた。自民前職の国場幸之助氏はマラソン走者を激励し遊説。演説会では「自己決定権を求める沖縄の心を与党で訴える」と語った。維新元職の下地幹郎氏もマラソンスタート地点で早朝から手振り。小禄の演説会では「県全域の消費税軽減税率」など政策を訴えた。
 2区の社民前職の照屋寛徳氏は中城村の演説会で稲嶺進名護市長と共に「新基地建設に反対し、ウチナーの平和をつくる」と訴えた。自民前職の宮崎政久氏は浦添市の演説会で小泉進次郎氏と共に「現実をしっかり見据え、声を形にしていく」と支持を求めた。
 3区の自民前職の比嘉奈津美氏は沖縄市での演説会で「普天間飛行場の危険性除去を最優先して県民の命を守る」と支持を求めた。生活前職の玉城デニー氏は支持者と国道330号沿いを歩き、「県民の代表としてぶれずに公約を守り抜く」と支持を訴えた。
 4区の無所属新人の仲里利信氏は糸満市で開かれた集会などで支持を訴え「基地は百害あって一利なし」と新基地阻止を強調した。自民前職の西銘恒三郎氏は石垣市で遊説して支持を訴え、八重山地区の決起集会で「地域を元気にする」と地域活性化を掲げた。