生徒自ら進路意識調査 ラジオ番組で発表


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自分たちの高校の生徒に進路意識調査をして発表した高校生ら=2日、沖縄市胡屋のミュージックタウン音市場内スタジオ

 【沖縄】沖縄市内の2高校の生徒が、同じ学校に通う生徒に進学と就職に関する意識調査を行い、2日、沖縄市のコミュニティーFMラジオ局「オキラジ」の番組内で結果を発表をした。

普通高校のコザ高校の生徒は卒業後の進路を「進学」と答えたのが93%に対し、専門高校の美里工業高校は18%で、「就職」が64%だった。
 意識調査は沖縄市グッジョブ連携協議会と市内の高校生が放送するラジオ番組「はばたけ、グッジョブ!」内の企画の一環。協議会の仲里幸剛さんは「仕事や働くことについて、意見交換していくことが目的だ」などと話した。
 調査で、将来について誰かに相談したことがあるかという問いに「ある」と答えたのはコザが87%だったに対し、美里工は43%だった。逆に「ない」と答えたのはコザが13%、美里工が57%だった。
 大人への意見には「国公立の大学進学を多く出そうという気持ちも分かるが、一人一人に合う進学先を考えさせてほしい」「やりたいことに口を出してほしくない」などの答えも挙がった。
 番組に出演したコザ高1年の伊禮奈緒さん(16)は「友達には普段、話を聞けるけど2、3年生まで考えを知ることができたのは初めて。進路を選んだ理由が自分と違う意見もたくさんあった」と新たな発見を語った。