精肉販売が大盛況 農大祭、実習成果を地域にPR


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質の高い精肉を買い求める来場者ら=6日、名護市の県立農業大学校

 【名護】県立農業大学校が日ごろの実習成果を地域住民にPRする「第12回農大祭」が6、7の両日、同校で開催され、多くの家族連れでにぎわった。

 6日の会場では、野菜や花卉(かき)、果樹、肉用牛などの専攻ごとに生徒らがテントを設け、手塩にかけた農畜産物を元気よく販売していた。
 中でも人気が集まったのは精肉の販売で、同校で生まれ、農大生が育てた黒毛和牛2頭分、1330パックの肉が販売された。最も等級の高い肉質をスーパーよりも安く売っており、スジやヒレステーキなどは即座に完売していた。花や苗木や、果物を使用した加工品のコーナーにも多くの人が訪れ、育て方や食べ方などを聞きながら袋いっぱいに購入していた。
 同校本科花きコース2年で学生自治会長の山城翼さん(21)は「地域の農業活性化のために、実習成果を見てほしい。同校の地域貢献で、農業を始めてくれる人が増えてほしい」と語った。