【伊江】伊江村社会福祉協議会(内間博昭会長)のミニデイサービスが2日、村西崎区公民館で開かれた。この日は少し早いクリスマス会を兼ね、お年寄りに手作りの「薬膳弁当」を振る舞った。
「ますますお元気になりますように」と、区長や区民ボランティア7人が真心弁当を作った。お年寄りは「おいしい」と、笑顔いっぱい。楽しい時間を過ごした。
弁当の食材は、各家庭の庭先に生息するニガナやサクナ、クワンソウなどの薬草を持ち寄った。それぞれ、老化防止や認知症予防、美肌、長寿などの薬効がある。
弁当は、もちきび入りえんどう豆ご飯、薬草・もずく天ぷら、白あえ、煮物、白身魚の彩り野菜あんかけに加え、しょうがのドラゴンフルーツ漬け、大根のうっちん漬けなどを取り入れた。
デザートには炊飯器で炊いたスポンジケーキと差し入れの手作りドラゴンフルーツゼリー。食後は、ビンゴゲームを楽しんだ。
参加した島袋フサコさん(81)と崎濱トミさん(81)は同級生。島袋さんは「トミさんに誘われて2、3年ぶりに参加した。来てよかった」と話し、崎浜さんは「おいしかった。自宅にあるふきは花を見たくて植えている。食べられるとは知らなかった。食べてみようと思う」と参加を喜んだ。(中川廣江通信員)