【電子号外】沖縄2区・照屋、3区・玉城氏が当確


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 第47回衆院選沖縄選挙区は14日午後8時に投票が締め切られ、投票所での出口調査や琉球新報の取材を加味した情勢調査で、2区の社民前職の照屋寛徳氏(69)と、3区の生活前職の玉城デニー氏(55)が当選確実となった。11月の県知事選で翁長雄志氏を圧勝させた野党などの超党派勢力が推す両氏が早々と当確を決めた。

 照屋氏は革新地盤の強みに加え、翁長氏を支持した一部保守層も取り込み、終始、安定した選挙戦を展開した。5期目の当選となる。
 玉城氏は知名度の高さに加え、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に反対する有権者の票も取り込み、序盤から自公候補をリードした。3回目の当選となる。
 今衆院選は、11月の県知事選挙に続いて、安倍政権が進める米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設が最大の争点となった。普天間飛行場を抱える2区と、移設先とされる名護市辺野古のある3区でそれぞれ県内移設に反対する候補者が当選したことで、県民の民意を示したと言えそうだ。