翁長雄志知事は15日午前、知事選で自身を支えた勢力が衆院選沖縄選挙区全てで勝利したことについて「県民の民意はぶれずにさらに拡大し、今回の結果を出していただいた。名護市長選と名護市議選、知事選、そして衆院選で辺野古に基地は造らせないという民意がしっかり大きな力になっており、日本政府にも伝えられると思う」と選挙結果を評価した。県庁で報道陣に答えた。
県内の自民党と公明党、維新の党の候補者が比例で復活当選したことについては「民意という意味ではどうだろうかと思うが、沖縄から全員が国会に行けるのは大変いいことだと思う。あらためて沖縄の大きな輪ができあがる素地ができた」との考えを示した。
その上で「公明党は基地問題でぶれていない。政府も(沖縄の声に)耳を傾けるという言葉を使っている。自民県連は『(普天間飛行場は)理想は県外、国外』、下地(幹郎)氏も『民意は辺野古基地を造らせないことにある』と言っており、辺野古新基地は造らせないという民意をベースにオール沖縄の輪が広がればありがたい」と述べ、自公、維新の議員らとも連携していく意向を示した。
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