「明確な民意出た」 名護市長、移設断念へ決意


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 稲嶺進名護市長は14日、衆院選で米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に反対する野党候補の勝利について「普天間基地を抱える2区、辺野古を抱える3区をはじめ、県民が明確な意思を示した」と強調した。

辺野古移設について「粛々と(作業を)進めさせるわけにはいかない。政府は沖縄の民意を尊重し、移設を断念すべきだ」と訴えた。
 城間幹子那覇市長は、知事選に続いて辺野古移設反対の民意が示されたことを評価し「県民はぶれなかった。オール沖縄で新基地建設を止めるという県民の民意があらためて示された。赤嶺氏には国政の場にうちなーの心、魂を届けてほしい」と求めた。
 佐喜真淳宜野湾市長は14日、衆院選の県内選挙区で自民が全敗し、同市でも野党候補に6千票差をつけられた結果に関し「普天間の(危険性)除去が一番だ」と述べるにとどめた。