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ミス・ユニバース、ミス・ワールド、ミス・インターナショナルと言えば、知名度が高く世界三大ミスコンテストと呼ばれる。着物を使った衣装デザインで、すっかり知名度が高くなった末広着物エージェンシーの押元(旧姓・上間)末子さん=北中城村出身=が、このうち二つの大会で日本代表の衣装デザインを担当することになった。
ことしのミス・ユニバース日本代表とミス・ワールド日本代表の両方のナショナルコスチュームのデザインと制作を担当しており、大忙しの日々を送っている。ミス・ユニバースはことしで2年連続となる。今までに世界三大ミスコンのうち二つの大会のナショナルコスチュームデザインを、同じ年に担当した日本人デザイナーはかつてないといわれている。
三大大会の中でも、ミス・ワールドは最も歴史が長く、参加国は130カ国以上と世界最大規模だ。世界大会は200カ国以上で中継され、十数億人が視聴するという、文字通り世界一の栄冠を競い合う美の祭典となっている。
選考基準として単に外見の美しさだけではなく、知性や感性、人間性、誠実さなどの内面も重視される。また、地域社会に積極的に貢献したいという社会性を兼ね備え、世界130カ国以上から集まる各国の代表と対等に立てるグローバルな女性像が求められる。
今回、押元さんがデザインしたミス・ユニバースの衣装を日本代表の辻恵子さん=名護市出身、長崎国際大3年=が身に着けた。辻さんも沖縄出身とあって、押元さんは「沖縄パワーで、ことしこそはナショナルコスチュームデザイン賞を狙います」と張り切っている。(当銘貞夫通信員)