糸満観光農園、ワインバー開設 来月3日まで


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山梨県産ワインを笑顔で楽しむ来場者たち=13日、糸満市観光農園内のワイン館

 【糸満】糸満市観光農園のリニューアルオープンに向けて施設整備を進めている「うちなーファーム」(清川浩志社長)が13日から、同園のワイン館で山梨県産のワインやおつまみを提供する特設バーを開設している。

「第16回いとまんピースフルイルミネーション」の一環で、イベント期間中の1月3日まで営業している。
 同ファームは、糸満市が同園の有効活用事業の第1優先候補者に選定した老舗ワイン製造者の「まるき葡萄酒」(山梨県)を中心とする3社共同事業体でつくる現地法人。「ワイナリーを中心とした南国農園リゾート」をコンセプトに、同園のリニューアルオープンを目指している。
 ワイン工場が来春にオープン予定で、同園で収穫した果物を使ったワインを年間5万本製造する計画だ。県外への販路拡大も目指す。
 工場のオープンに先駆け、まるき葡萄酒が製造するワインの風味を県民に知ってもらおうと、市が実施するイベントに合わせて特設バーを開設した。各種グラスワインは1杯400円、ボトルワインは1400円から販売している。
 赤と白、2杯のワインを飲んだ上原汐璃さん(24)=糸満市=は「さっぱりとした風味で和食にも合うと思う。飲みやすいので、泡盛が主流の沖縄でも人気が出そう」と話した。