比嘉さん(那覇商)優秀賞 全国情報モラル ポスター部門


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
「ひろげよう情報モラル・セキュリティコンクール」で優秀賞に輝いた比嘉きららさん(前列中央)と、地域賞を受賞した新里優香さん(同右)と下里梨菜さん(同左)=12日、那覇市松山の那覇商業高校

 スマホやパソコンなど情報機器の適切な使用方法を題材にした作品を競う「ひろげよう情報モラル・セキュリティコンクール」(情報処理推進機構主催)の結果が10日に発表され、ポスター部門で那覇商業高校情報処理科3年の比嘉きららさん(18)が優秀賞(2位相当)に輝いた。同部門全国4427点の応募から31点が選出された。

 各都道府県から3人ずつに贈られる地域賞には同科3年の新里優香さん(18)と下里梨菜さん(17)が選ばれた。
 比嘉さんのポスターはネット上の書き込みマナー向上やセキュリティー強化を呼び掛ける内容で、黄と黒を主体とした色使いが遠くからでも目を引く。比嘉さんは「ネットの買い物では(だまされて)被害者になるかもしれないし、不用意なメッセージで友人を傷つけて加害者になるかもしれない」と話す。将来的にはネットを使った起業を思い描いている。
 新里さんのポスターは、むやみなクリックがウイルス感染などの危険をはらんでいると注意を促している内容。約1時間で集中して生んだ作品の受賞に「びっくりした」と心境を述べた。
 下里さんは歩きスマホへの注意喚起を題材にした。スマホに目線が集中して狭くなった視野を描いた。「最近(スマホを手に)下を向いて歩いている人がいて危ないと感じていた」と話した。