捜索前にパソコン機器の破壊情報 特捜部、小渕前経産相の関係先


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 小渕優子前経済産業相(41)の関連政治団体をめぐる政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部が小渕氏の関係先でパソコンのハードディスクが壊されたとの情報を事前に入手し、家宅捜索を決めていたことが19日、関係者への取材で分かった。

 強制捜査は週刊誌報道による疑惑発覚のわずか2週間後。情報入手が異例のスピード捜査につながった形だ。
 小渕氏の資金問題は10月16日発売の「週刊新潮」が報道。特捜部は捜査の過程でHDが壊されたとの情報を得たため、証拠隠滅の疑いがあるとして30日以降、元秘書で群馬県中之条町長を辞職した折田謙一郎氏の自宅や町役場など関係先を捜索した。
(共同通信)