ハウスメーカー年間販売 戸建て1位大成ホーム、共同住宅は沖創建設


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 東京商工リサーチ沖縄支店は22日、一戸建て、共同住宅を自社設計・施工する県内のハウスメーカーの年間販売数(2013年10月~14年9月)をそれぞれ発表した。一戸建て部門は大成ホーム(浦添市)が前年同期比17戸増の150戸で5年連続1位。共同住宅(アパート)部門は沖創建設(那覇市)が4棟増の28棟で2年連続1位となった。

消費税増税前の駆け込み需要や住宅ローン金利の低下などで総販売数も前年同期を上回った。
 調査は県内に本社を構えるハウスメーカーを対象に集計した。戸建て部門は36社、共同住宅部門は28社から回答があった。一戸建ての総販売戸数は4・3%増の1256戸、共同住宅の総販売棟数は14・8%増の272棟。回答した社の前年実績と比較した。
 同支店は販売数増加について「区画整理や道路拡張で特需が生まれている」と説明。その一方で、「駆け込み需要の反動もあり、来年以降は少し落ち着く。ただ人口増やモノレールの延長で一定の需要は保たれるだろう」とした。
 一戸建ての2位は徳里産業(嘉手納町)で5戸減の97戸、3位は沖興建(宜野湾市)で8戸増の82戸、4位は8戸減のアイムホーム(北谷町)と同数の沖建住宅(那覇市)の79戸。最も増加数が多かったのは6位の丸善組(うるま市)で22戸増の64戸だった。主な建築構造別では、鉄筋コンクリート(RC)が21社と最多で、木造9社、コンクリートブロック(CB)4社、鉄骨(S)2社と続いた。
 共同住宅の2位は8棟増の26棟だった照正組(那覇市)。前年4位から躍進し、増加数はトップだった。3位は4戸増の大鏡建設(那覇市)と4戸減のキャリア・プラン(浦添市)の25棟だった。
 一戸建てと共同住宅の該当企業41社(重複あり)のうち、県の建築指名特A業者は15社で36・6%を占めた。