県と県エステティック・スパ協同組合(佐藤健代表理事)は世界に通用する沖縄独自の健康保養サービスと美容商品を提供する「沖縄スパ・ウエルネスアイランド」の形成に向け、沖縄のオリジナル施術「琉球てぃんなでぃ」を開発した。
今後、県内だけではなく、世界中へ発信していく。同組合は県内メーカーと連携し、月桃など沖縄の素材を生かした同施術に使うオイルも開発・発売した。
「琉球てぃんなでぃ」は竜が沖縄の空を舞い、水の中で泳ぐ姿をイメージに琉球の天(てぃん)が身体をなでる(なでぃ)様子と重ね合わせて作った施術だという。
施術者は沖縄音楽の「4拍子リズム」を基に、利用者の呼吸に合わせて、ストレッチも加えながら筋肉をほぐしていく。施術対象は男女、年齢を問わない。
現在「AMAMI SPA」(北谷町のヒルトン沖縄北谷リゾート)や琉球エステティックサロン「チュラブレス」(宜野湾市のラグナガーデンホテル)など9店舗で同施術を提供している。価格は90分で平均1万5千~2万円(税抜き)。
同組合の佐藤代表理事や岡田友悟顧問、県商工労働部産業政策課の吉嶺美香主任は19日、琉球新報社を訪れてPRした。佐藤代表理事は「県内だけではなく、世界中に広めていきたい。全国の皆さんにはもちろん、地元客にもぜひ体験してもらいたい」と意気込みを語った。