高校生に除染作業させる 栃木・那須の建設会社


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 栃木県那須町は25日、同町の建設会社が東京電力福島第1原発事故に伴う住宅の庭の除染作業に、18歳未満の男子高校生1人を従事させていたと明らかにした。厚生労働省は、18歳未満の年少者が除染業務に当たることをガイドラインで禁止している。
 町によると、建設会社は昨年8月から今年5月にかけ、県内の高校生に、表土を剥がした庭に敷き詰めるための砂利の運搬などを手伝わせていた。休み期間中のアルバイトで、実働日数は36日間だった。高校生に健康被害はないという。
 作業をしていたのは空間線量が毎時0・23マイクロシーベルトを超える住宅の庭で、那須町が補助金を負担している。
(共同通信)