生徒が車いすダンス 那覇特支校音楽鑑賞会


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車いすダンスで観客に手を振る棚原愛香さん(右端)と棚原日菜さん(右から3人目)=16日、那覇市寄宮の那覇特別支援学校体育館(同校提供)

 那覇特別支援学校(新垣伸次校長)の音楽鑑賞会が16日、那覇市寄宮の同校体育館で行われた。会の冒頭では中学部と高等部の生徒4人が車いす社交ダンスを披露し、生徒や保護者など約120人を喜ばせた。

 生徒4人はダンスのパートナーや補助役を務める職員8人とアメージング・グレイスの曲に乗せ、ワルツを踊った。6月から月2回程度、日本車いすダンススポーツ連盟県支部の久保志津子支部長の指導の下、練習を重ねてきた。
 中1で双子の棚原日菜さん、愛香さん(12)=西原町=はそろってダンスに参加した。白のシャツに赤のスカートで清楚(せいそ)な印象ながら、ピンクの口紅であでやかに彩った。日菜さんは「みんなに見られてドキドキした。楽しかった」と感想を話した。
 愛香さんのパートナーを務めた万里崎(まりざき)広太教諭(36)はこの日のダンスを振り返り「練習を始めたころは(愛香さんは)表情が硬かったが、本番は笑顔を見せていて私も楽しく踊れた。120点だった」とねぎらった。高1の玉城行都君と高3の小浜大志君もダンスに参加した。