県内求人倍率0・77倍 復帰後最高を更新 失業率は悪化、5・2%


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 沖縄労働局が26日発表した11月の県内有効求人倍率(季節調整値)は前月比0・01ポイント上昇の0・77倍で、復帰後の最高値を6カ月連続で更新した。県統計課が同日発表した完全失業率(原数値)は前年同月比0・4ポイント上昇の5・2%だった。

 新規求人倍率(季調値)は前月比0・10ポイント低下の1・12倍だった。新規求人数(原数値)は前年同月比2・7%(189人)減の6728人で6カ月ぶりに減少した。新規求職申込件数(原数値)は前年同月比10・7%(690件)減の5755件で38カ月連続で減少した。
 完全失業者数は前年同月比3千人増の3万6千人。このうち、求職理由は現状よりも好条件の職場を探すなどの「自己都合」が1万8千人と最多で、次いで「勤め先の都合」6千人が多かった。
 谷直樹沖縄労働局長は「県内景気の回復で求人数が増えている。福祉関係や専門的、技術的職業など特定の業種では人手不足も続いている」と分析した。
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