セコム(東京、伊藤博社長)は26日、歩いている人の顔を認証できる「ウォークスルー顔認証システム」を宜野座村松田のNTTビジネスソリューションズ(大阪、古堅一成社長)のデータセンター「宜野座IDC」に導入したと発表した。
歩いている人間の顔を認証するシステムを導入するのは全国で初めて。宜野座IDCでは10月中旬から同システムの運用を開始している。
従来の顔認証システムでは、カメラに正対し静止する必要があったが、この顔認証システムでは一時停止する必要はなく、歩いている状態で認証することができる。
事前に人物を撮影した画像をデータベースに登録すると、システムが画像を3次元化する。
このシステムで、個人の通行記録などを把握することができるようになり、出入管理システムなどのセキュリティーシステムと組み合わせることも可能だ。
セコムは今後、IT(情報技術)を生かし、無人の飛行船やデータセンターなどと連携した警備サービスを展開していく方針。