ことし最後の取引となった30日の東京外国為替市場の円相場は、日経平均株価の急落で安全資産とされる円を買う動きが強まり、1ドル=119円台後半で取引された。年初は1ドル=104円台前半で始まっており、1年間で15円以上円安が進んだことになる。
午後5時現在は、前日比54銭円高ドル安の1ドル=119円79~81銭。ユーロは86銭円高ユーロ安の1ユーロ=145円69~73銭。
三菱UFJ信託銀行の広田剛資金為替部グループマネージャーは「大規模な金融緩和が導入された昨年に続き、速いスピードで円安が進んだ」と1年を振り返った。
(共同通信)