【浦添】浦添市青少年健全育成市民会議(西銘生弘会長)は、ヒマワリを青少年健全育成の花として育てる「愛の声かけ―ひまわり運動」を展開している。これまでにヒマワリの種1500袋を市内の学校施設に配布し、ウオーキング大会の「てだこウォーク2015」(2月7、8日)の時季に見頃を迎える。
東日本大震災や原発事故の被害を受けた福島から種を譲り受け、咲かせた花から採れた種を再び福島に送るという「福島ひまわり里親プロジェクト」の交流の一環でもあり、沖縄と被災地の絆にもなっている。
同会議の新崎寛治事務局長は「ヒマワリが常に太陽に向くように、子どもたちは大人の方を見ている。今こそしっかりと子どもたちに向き合うことが大事だ」として、ヒマワリの成長を「子どもと大人(親、教師、地域)の関係」に重ねる。
ヒマワリの花言葉である「あなたは素晴らしい」をモットーに、個性の違う子どもたち一人一人を認め、悩みに寄り添うよう呼び掛ける。
浦添は「てだこ(太陽の子)」と呼ばれた英祖王ゆかりの地。運動の標語は「太陽(てぃだ)ぬ恵(みぐ)うきてぃ 一人足(ちゅいた)れー足(だ)れー 太陽ぬ真光(まひちゃい)に 肝心美(ちむぐくるちゅ)らさ てぃだこ育(すだ)てぃゆる てぃだぬ浦添(うらしー)(太陽の励ましで 一人一人が 太陽のように いきいきと輝き 太陽の子を育てる 太陽の浦添市)」と掲げている。