ホンダに民事制裁金84億円 事故報告漏れで米当局


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 【ニューヨーク共同】米道路交通安全局(NHTSA)は8日、ホンダによる死傷事故の大量報告漏れ問題で、同社が計7千万ドル(約84億円)の民事制裁金を支払うと発表した。NHTSAが1社に科した民事制裁金では過去最大額になるという。
 死傷事故と損害賠償請求があった事故の両方で正確な報告を怠ったとして、NHTSAはそれぞれについて制裁金の限度額となる3500万ドルを科した。
 ホンダは2003年7月からの11年間で報告義務のある事故件数の約6割に当たる1729件で所定の報告を怠っていた。報告漏れの中にはタカタ製欠陥エアバッグによる事故も含まれる。
(共同通信)