甘いタンカンいかが JA北部地区で初出荷式


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タンカンの消費拡大に期待するJAおきなわ北部地区柑橘生産部会の島袋弘光会長(右から2人目)ら関係者=9日、名護市伊差川のJAおきなわ北部地区営農振興センター

 【北部】2014年度産のJAおきなわのタンカン初出荷式が9日、名護市伊差川のJAおきなわ北部地区営農振興センターで開かれた。やんばるの冬の果実を載せたトラックを、JA職員や生産者らが拍手で見送った。

 生産量は昨年比46・2%増の約443トンを見込む。果実は小ぶりだが、糖度は例年並みに仕上がりおいしいという。
 県内のタンカンはほとんど北部地域で生産される。現在の形でJAと生産農家が連携し、栽培管理を徹底して出荷し始めてことしで50年を迎える。
 初出荷式ではJAおきなわ北部地区柑橘生産部会の島袋弘光会長が「甘いタンカンが生産できた。50年の節目を機に、災害に強い生産体制をさらに構築させたい。単収を引き上げて安定した生産を図り、後継者育成にもつなげたい」と抱負を述べた。
 この日の出荷は2千ケース、20トンの予定。