東京海上ホールディングスの永野毅社長(62)は9日、共同通信のインタビューで、2015年3月期の損害保険事業での連結正味収入保険料が「国内勢で初めて3兆円を超える」と述べた。主力の自動車保険が堅調に推移し、米国など海外事業も寄与する見込みだ。
永野氏は「再生医療や農業向けなど成長分野に事業を分散する」と語り、自動車以外の新規事業でも攻勢を強める考えを示した。
異常気象や人口減少などの環境変化に対応するため、個人向けの火災・医療保険や、中小企業向けの賠償保険などへの研究開発投資も増やす。
(共同通信)