日本マクドナルドホールディングスが9日発表した2014年12月の既存店売上高は、前年同月比21・2%減と、11カ月連続で前年を下回った。米西海岸での港湾労働者のストライキの影響で「マックフライポテト」の輸入が遅れ、Sサイズのみに販売を制限し、客単価が落ち込んだ。
期限切れ鶏肉の使用が明らかになった昨年7月以降、2桁減が続いているが、20%以上の減少は昨年8月以来。今月には商品への異物混入が相次いで発覚し、客離れが一段と進む可能性が高く、業績への悪影響は避けられない見通し。同社は「信頼を取り戻すには時間がかかる」とみている。
(共同通信)