ロシアを格下げ、投資適格最低 フィッチ、経済悪化で 


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 【ロンドン共同】欧州系大手格付け会社フィッチ・レーティングスは9日、ロシアの長期信用格付けを「トリプルB」から1段階引き下げ、投資適格債では最低水準の「トリプルBマイナス」にしたと発表した。主要産油国ロシアは原油安や通貨ルーブルの急落に直面、経済見通しが大幅に悪化したため。もう1段階格下げになると信用力の低い「投機的」と見なされる。
 フィッチは今後の格付け見通しを「ネガティブ(弱含み)」とし、一段と引き下げる可能性を示した。「投機的」となった場合、国際金融市場を動揺させそうだ。
 格下げの理由として、原油安や通貨下落のほか、欧米による経済制裁を挙げた。
(共同通信)