電気通信関連設備の運用保守業務やプロバイダー事業などを手掛けるメディアちゃんぷる沖縄(豊見城市、内間勝司社長)が開発した不動産業務支援システム「CORES(コアーズ)」が県内外の不動産会社から注目を集めている。
コアーズはクラウドを活用した中小零細企業向けの不動産管理システムで、不動産会社のホームページと連動し、スマホやタブレットなどで24時間、物件情報の更新ができる。登録物件が空室になれば、自動的にホームページが更新されるほか、入居希望者にメールを自動送信する。さらに、家主の情報や入居情報などを事前に登録することで口座引き落としの確認などの請求関連業務も可能だ。
同社は、マンションやアパートに設置するインターネット設備などを主に扱っており、家主へのインターネット設備やプロバイダー業務などの営業活動を不動産会社を通して行っていた。営業する中で物件の管理方法や問題点などの相談を受け、システムを開発した。
システム開発に携わる新田宗市さんは「物件情報の更新や請求業務など不動産会社にはこまごました業務が多い。特に中小の地元の不動産会社には大きな負担となっており、業務を効率的に行えるようにしたかった」と話している。
同社の仲里喬営業部長は「クラウドなので、携帯端末さえあれば、外出先でも空室の情報などを更新することができる。利用者からはお盆や正月などでも会社に行かずに物件更新ができると評判が良い」と語る。
コアーズの問い合わせはメディアちゃんぷる沖縄(電話)098(851)2800。