米国の卸売物価が0・3%低下 3年2カ月ぶりの大きな下落率


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 【ワシントン共同】米労働省が15日発表した昨年12月の卸売物価指数(季節調整済み)は、モノとサービスを合わせた総合で前月比0・3%低下した。
 市場予想の0・4%下落よりは小幅な低下にとどまったが、0・3%のマイナスだった2011年10月以来3年2カ月ぶりの大きな下落率だった。

 14年の年間の動向を示す前年同月比(季節調整前)は1・1%上昇。市場予想は1・0%上昇だった。
 エネルギー価格の大幅な値下がりでモノの需要(最終需要財)がマイナスとなり、物価全体を前月水準から押し下げた。国際的な原油価格の下落から、卸売り段階の物価には下押し圧力が増している。
(共同通信)