「沖縄書店大賞」を創設 候補に10作、結果は来月2日


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「沖縄書店大賞」の候補10作品を選出した書店員ら=15日、那覇市天久の琉球新報社

 県内の書店員が「今、いちばん読んでほしい本」を選ぶ第1回沖縄書店大賞(同実行委員会主催)が創設され、第1回候補作に小説、郷土書の2部門で計10作品が選出された。

「本屋大賞」の地方版ともいえる同趣旨の賞は他県にもあるが、沖縄は郷土書部門を設けたのが特徴。大賞受賞作は2月2日に発表される。実行委は「沖縄の読者文化を活性化したい」と話している。
 対象は2013年8月から14年7月に刊行された日本の小説、郷土書。実行委員会には沖縄教販やジュンク堂書店那覇店、リブロ、TSUTAYA那覇新都心店など県内書店が参加した。
 15日に琉球新報社を訪れた実行委の山城慶史さん(沖縄教販)は「活字離れが進む中で、本の楽しさを多くの人に発信する契機にしたい」と話した。候補作は以下の通り。
 【小説部門】「銀翼のイカロス」「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」「小説 言の葉の庭」「虚ろな十字架」「すえずえ」
 【郷土書部門】「おばぁタイムス」「ウチナーあるある」「おきなわ妖怪さんぽ」「島猫と歩く那覇スージぐゎー」「チルグヮーのむんならーし」