IMF専務、日欧の長期停滞警告 ラガルド氏、テロもリスク


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
15日、ワシントンのシンクタンクで講演する国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は15日、ワシントンで講演し、日本とユーロ圏の経済が長期停滞する懸念があると警告した。フランスの連続テロ事件にも言及し、世界経済を下押しする地政学的リスクが高まっていると訴えた。
 ラガルド氏は「原油安による底上げや力強い米経済成長にかかわらず、世界経済は引き続き極めて強い逆風に直面している」と指摘。日本とユーロ圏の経済について「長期間の低成長と低インフレが続くリスクがある」と述べた。
(共同通信)