【宮古島】宮古島市議会の西里芳明市議が、地方自治法が定める「議員の兼業禁止」に抵触する可能性があると指摘されていることに関連し、市選挙管理委員会は13日、事実関係の確認や過去の事例の調査を進めることを決めた。
西里氏は本紙などの取材に、市発注工事を請け負う建設会社の取締役と経営業務の管理責任者(経管)に就いていることを認め、「公共工事を請けることは問題ないと認識していた」と話している。
市選管によると西里市議から兼業関係が無くなったという届け出はないほか、選挙時の候補者届の職業欄に「会社役員」ではなく「会社員」と書いていたという。
今回の問題について県選管は「公選法に抵触するかは明確ではない。過去の判例なども含めて慎重に議論する必要がある」とした。この問題では、宮古島市議会も13日に議員資格を審査する特別委員会の初会合を開き、議論を進めている。