研修生招き新年会 沖縄ボリヴィア協会


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ボリビアからの研修生、大田愛菜さん(前列左)と島袋里菜さん(同右)を招き開かれた沖縄ボリヴィア協会の新年会=17日、那覇市安里のオーラ!アミーゴ

 沖縄ボリヴィア協会(寺田柾(まさき)会長)は17日、ボリビアから県内に研修で訪れている研修生を招き、那覇市内で新年会を開催した。

ボリビアからの研修生は、県費留学生として昨年4月から紅型を学ぶ大田愛菜さん(26)=祖父母が糸満市出身の3世=と、南城市の海外移住者子弟研修生として昨年12月から滞在している島袋里菜さん(20)=父方が南城市大里出身、母方が八重瀬町東風平出身の3世=の2人。参加者らは新年を祝うとともに、研修生とも交流を深めた。
 大田さんは1年の滞在予定で、紅型工房で研修を受けている。また3カ月間の滞在予定の島袋さんは、琉舞や三線など沖縄文化を学んでいる。
 2人とも県系人が多く住む「コロニア・オキナワ」出身。沖縄の印象について大田さんは「いちゃりばちょーでー(一度会えば皆きょうだい)の精神は、ボリビアとまったく同じです」と笑顔で話し、島袋さんは「沖縄は都市化していると感じた。祖父母はうちなーぐちを話すので、うちなーぐちの敬語を学びたいと思っている。同世代でも方言が話せる人が少なく驚いた」と語った。
 新年会は研修生の激励と会員同士の交流を目的に開催された。2月18日には今帰仁村内のゴルフ場で、第11回ボリビア支援チャリティーゴルフ大会を予定している。収益金は今後、ボリビアから沖縄に来る留学生の支援に充てる予定。
英文へ→Okinawa Association of Bolivia holds New Year’s party