ヒューレット・パッカード(HP)US本社のトム・ノートン副社長らは22日、県庁に翁長雄志知事を訪ねた。ノートン副社長は、秋にも供用開始のアジア―沖縄―東京をつなぐ国際海底光ケーブルについて「活用できる可能性を探りたい」と語り、沖縄を中心にアジアでの事業拡大に意欲を示した。
HPは沖縄を東京、香港、シンガポールなどと並ぶ重要な拠点として位置付けている。翁長県政が掲げるアジアを重視する経済構想についてノートン副社長は「われわれの戦略と、沖縄が掲げるビジョン(構想)は合致している」と語った。
子会社の日本HPは2014年、宜野座村にITオペレーションパーク「HP沖縄検証センター」を開設。既存の海底ケーブルを使い、東京―沖縄間で回線速度やセキュリティーなどの検証作業を実施している。
ノートン副社長らは、知事訪問後、沖縄からアジア展開の可能性を探るため、HP沖縄検証センターを視察した。
英文へ→Hewlett-Packard Vice President meets Okinawa Governor, with eye on Okinawa for business expansion in Asia