キングス8連勝 TKbjリーグ第30戦


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 プロバスケットボールTKbjリーグの琉球ゴールデンキングス(西地区1位=25勝4敗)は25日、滋賀県の野洲市総合体育館で滋賀レイクスターズ(同4位=18勝9敗)と第2戦を行い、87―66で勝利、8連勝で首位を守った。

キングスは第1クオーター(Q)から攻守で勢いに乗った。キブエ・トリムがインサイドを切り崩して攻撃の口火を切ると、しっかりと守って滋賀の得点を抑えた。第1Qは14点で終わった攻撃も第2Qに爆発。岸本隆一のドライブや小菅直人のアウトサイドと効率よく加点して44―22とリードして前半を終えた。後半は底力を見せる滋賀に押される時間もあったが、粘り強く得点してリードを維持した。キングスは2月7、8の両日、那覇市民体育館に浜松・東三河フェニックスを迎えてホーム2連戦を行う。

琉球ゴールデンキングス(26勝4敗)
87―66(14―8,30―14,23―19,20―25)
滋賀レイクスターズ(18勝10敗)

◆強豪と敵地戦 猛追振り切る/キングス、今後へ弾み
 後半戦で最初の山場だった。12月のホーム戦で1勝1敗と白星を分け合った滋賀との2連戦。実力の高い選手をそろえる強豪とのアウェー戦で、「非常に大事な週末だった」と伊佐勉ヘッドコーチ(HC)は言う。白星を重ねて今後の戦いに弾みを付けるため、キングスが全力で立ち向かった。
 開始直後から速いパス回しでシュートにつなげると、守備では岸本隆一が軽快な動きで滋賀のターンオーバーを誘発した。巧みなアシストを出すなど、攻守でチームを引っ張った岸本は「味方にボールを供給することを意識した」と振り返る。
 後半は対応能力の高さを見せた。勢いを増した滋賀の前にミスが増え始めたが、タイムアウトで流れを切ると山内盛久やマクヘンリーがリングを射抜いてリズムを取り戻した。滋賀が3点弾で猛追した第4Qは並里成が外から得点して応戦。相手の勢いに巻き込まれることなく逃げ切った。
 滋賀とのアウェー2連戦を連勝で終え、次は2位の浜松をホームに迎えて首位攻防戦を行う。「しっかりと自分たちのバスケットを展開したい」と伊佐HC。強敵との戦いはまだまだ続くが、勝利を目指す強い決意は揺るがない。