貿易赤字、過去最大12・7兆円 14年、円安で輸入膨らむ


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 財務省が26日発表した2014年の貿易統計(速報、通関ベース)は、輸出から輸入を差し引いた貿易収支が12兆7813億円の赤字となった。赤字額は比較できる1979年以降でこれまで最大だった13年を11・4%上回った。
 東日本大震災の影響で11年に赤字に転落して以降、貿易赤字は4年連続。原発の長期停止で火力発電の燃料輸入が高止まりする中、円安進行で輸入額が膨らんだ。製造業の海外移転で輸出力が低下したことも要因。
 14年の輸入額は前年比5・7%増の85兆8865億円となり、5年連続で伸びて過去最大だった。
 輸出額は4・8%増の73兆1052億円。
(共同通信)