経団連会長、賃上げに積極対応を 「労使フォーラム」で呼び掛け


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 経団連は26日、主要企業の労使が意見を交わす「労使フォーラム」を東京都内で開いた。榊原定征会長は「収益が拡大している企業には、ボーナスや手当を含めた賃金の引き上げについて前向きな検討をお願いしたい」と述べ、賃上げへの積極的な対応を呼び掛けた。
 労使フォーラムでは、連合の古賀伸明会長も夕方に講演。労使双方のトップが春闘交渉の考え方を示し、2015年春闘が事実上スタートする。
 今後の労使交渉では、企業の経営状況に基づき、ベースアップ(ベア)の実施が可能かどうかに加え、賃上げの水準をめぐる攻防が焦点となる。
(共同通信)