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在亜今帰仁村人会はこのほど、創立80周年祝賀会を沖縄県人会館で開催した。会場は会員や招待客で満員となるほどの盛況で、今帰仁村から与那嶺幸人村長、久田浩也村議会議長、島袋隆則教育長ら9人の代表団が訪れたほか、ブラジルからも7人の慶祝団が出席し、80周年の節目を盛大に祝った。
村人会の諸喜田セルヒオ会長は「ナキジンチュ魂を保ち、決してルーツを忘れず努力、忍耐力を持ち、幾多の困難を乗り越えてきた。その精神は、われわれ2世が責任を持って継承していく」とあいさつ。「過去数年間で多くの大学生、大学課程専門学校の卒業生が増えたことは、家族や村人の誇り」と強調した。
与那嶺村長は80年前に移民した先人たちの苦労に感謝の意を述べたほか、村の現在の状況について話した。
記念品贈呈の後、アルゼンチンのアサード(炭火焼き肉)と和食の会食に移り、懇親を深めた。また160ページにわたる2カ国語の80周年記念誌も発行された。3世代にわたる村系人が協力し作成された。
祝賀会の余興=写真=では野村流音楽協会亜国支部による舞踊のほか、琉球國祭太鼓、青年部などの歌、踊り、三線が披露され、最後は全員のカチャシーで締めくくった。
(大城リカルド通信員)