トヨタ自動車労働組合は29日、2015年春闘でベースアップ(ベア)に相当する賃金改善分として月額6千円を求める方針を組合員に提示した。ベア要求は2年連続。年間一時金(ボーナス)は前年と同じ6・8カ月分を要求する。
2月13日に正式決定し、18日に要求書を経営側に提出する。物価の上昇基調に加え、トヨタの業績が円安やコスト削減で好調に推移していることなどを反映した。
工場で働く非正規の期間従業員の日給を300円引き上げることや、パートタイマーや定年後の再雇用者も正社員と連動して処遇を改善することも求める。
(共同通信)