クルーズ船訪日客が倍増 14年に41万人、寄港は最多


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 国土交通省は30日、2014年にクルーズ船で日本を訪れた外国人旅行者数が前年比2・4倍の41万6千人(速報値)になったと発表した。クルーズ船の寄港は過去最多の1203回で、中国からの便数増加が主な要因。政府は東京五輪が開かれる20年に100万人の誘致を実現したい考えで、大型船を受け入れ可能な岸壁の整備などを各地で進める方針だ。

 14年は円安に加えて、同10月に消費税の免税対象を食料品や化粧品などに拡大した影響によって、アジアからの訪日客の増加が目立った。国交省は「飛行機とは違い、持ち込める荷物量に制限がなく、買い物客が利用しやすい」とみている。
(共同通信)