上場企業の2014年4~12月期決算発表が30日、ピークを迎えた。SMBC日興証券のまとめによると、29日までに発表を終えた東京証券取引所第1部の上場企業のうち、非製造業全体の稼ぐ実力を示す経常利益の合計は前年同期比6・1%減だった。14年4月の消費税増税で消費が冷え込んだことが響いた。
金融や電力・ガスを除いて集計した全155社では12・8%増と増益を確保した。円安の恩恵を受けた製造業は24・1%増と好調で、業種によって明暗が分かれた。
非製造業では、円安に伴う物価高も消費者の節約志向を強め、小売りが17・2%減だった。
(共同通信)