パナ、中国でのテレビ生産撤退 OEM切り替え


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 パナソニックが1987年から続けてきた中国でのテレビの生産から撤退することが31日、分かった。現地メーカーとの価格競争が激しく、収益改善は困難と判断した。相手先ブランドによる生産(OEM)に切り替え、テレビ事業の赤字脱却を急ぐ。
 北米向けにテレビを供給しているメキシコ工場の売却も検討する。
 山東省の工場では液晶テレビを年間20万台弱生産してきたが、今月30日に生産を停止した。運営する合弁会社は清算し、従業員約300人は退職する。今後は現地メーカーなどに生産を委託し、販売を継続する。
 パナソニックは2013年には上海でプラズマテレビの工場も閉鎖している。
(共同通信)