シャープ純損失300億円 15年3月期、2年ぶり赤字


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 経営再建中のシャープは3日、2015年3月期連結決算の業績予想を下方修正し、純損益を従来の300億円の黒字から300億円の赤字とした。前年同期は115億円の黒字で、2年ぶりに赤字に転落する。
 主力の液晶パネルの利益率が悪化し、テレビなど主要事業が赤字になったことが響いた。本業のもうけを示す営業利益は当初予想の半分の500億円に引き下げた。利益目標の下方修正は昨年5月に続き2度目となる。
 高橋興三社長は東京都内で記者会見し「おわび申し上げる。責任を重く受け止めている」と謝罪。「業績回復に不退転の決意で臨む」と述べた。
(共同通信)