沖縄銀行、純利益11・9%増 14年4~12月期決算


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 沖縄銀行(玉城義昭頭取)は6日、2014年4~12月期連結決算(対象子会社6社)を発表した。売上高に当たる経常収益は前年同月比1・0%減の367億4800万円。有価証券利息配当金は増加したが、利回り低下による貸出金利息の減少などが影響した。経常利益は5・8%減の78億1800万円、純利益は法人税の減少などで11・9%増の51億600万円となった。

 銀行単体の経常収益は保険販売の手数料収入などによる役務取引等収益の減少などで2・3%減の274億4400万円、経常利益は有価証券関係損益の減少で0・2%減の68億300万円、純利益は19・7%増の48億6400万円だった。本業のもうけを示すコア業務純益は、有価証券配当金の増加や経費の減少で3・2%増の78億5千万円だった。
 貸出金の平均残高は14年9月末比で0・6%増の1兆2473億円。貸出金利回りは低下したが、営業強化で不動産などの事業性融資や住宅ローンが伸びた。預金の平均残高は個人、法人がどちらも増え、0・2%増の1兆8100億円となった。
 不良債権残高は14年9月末と比較して3・4%増の214億円、不良債権比率は0・06ポイント増の1・66%だった。